プロローグ
少女は明るい女の子だった。
でも、天変地異によって世界は荒れ、神様との対話能力を見出された少女は、巫女として祀り上げられてしまった。
生贄となる運命を辿りながら、虚ろな目をした少女は願う。
全部が、なくなってしまいますように。

プロローグ
少女は気まぐれな獣人だった。
天真爛漫に、人々から可愛がられながら生きてきた。
けれど、村同士の戦争が頻発し、どの村も荒れ果ててしまった。 荒廃した村を見つめながら、少女は寂しげな眼差しで願う。
戦争なんてなくなってほしいにゃ。

プロローグ
少女はアイドルとして活動するドワーフだった。
でも、ドワーフたちの生活を支えていた宝石が枯渇してしまい、世界は危機に陥った。
励ましても歌をうたっても誰も見てくれず、俯きながら少女は願う。
また、アイドルになりたい。

プロローグ
少女は心優しいエルフだった。
孤児院で育ち、共に暮らす子どもたちを心の拠り所にしていた。
だが、流行り病が孤児院で広がってしまう。
煎じた薬草も効果がなく、無力感の中で少女は思う。
どうか皆を元気にしてください。

プロローグ
少女は幸せなお姫様だった。
けれど幸せは長く続かなかった。
家族を盗賊に皆殺しにされ、殺されたくなかった少女は悪魔と契約し、魔人となった。
数多の人間を配下に置きながら、笑顔の少女は願う。
皆、自分とおんなじになっちゃえばいい。

プロローグ
少女は強き竜人だった。
最強の種族である竜人に生まれたことを誇りに思い、日々切磋琢磨していた。
だが、深淵より湧いた魔物によって、世界は脅かされる。
魔物に殺されそうになりながら、傷だらけの少女は願う。
もっと、力が欲しい。

神さまとよばれているがこれは他称、自称管理人。
以前に、「その立ち位置は神さまみたいだね」と言われたことがあり、 それ以降愛称として呼ばれていた。
「神さまと呼ばれることもあるよ」と名乗る。